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観光客を避け、バス道を歩いていくと、わき道に目がとまった。 吸いこまれるようにしてその道に入るとそこには別世界が拡がっていた。 そこは、まだバス道ができていない頃に、歩く人のために創られた道だった。 濃い霧のおかげで、その道がどこまで続いているか分からなくなっている。 淡くそびえたつ石の山々。 石の山々の間を埋めていく木々。 春を待ちきれない花。 びっしりとむせる苔。 視線をかえるたびに新たな世界が目に入ってくる。 ふと聞こえてくる鳥のさえずりは山々に反響している。 水滴がリズミカルに葉に弾んでいる。 よく耳を澄ますと下のほうから川のせせらぎが聞こえてくる。 一歩一歩深い呼吸をしながら下へ下へ降りて行く。 ふと気がつくと川のせせらぎが大きくなり、 目の前にあった石の山々の頂上もはるか頭上にそびえている。 つかの間、ほんのつかの間 仙人の心もちを味わうことができた。 中国・張家界
by notnop
| 2011-04-05 14:00
| 歩く人の旅
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